2025年最新版 いま、DXがすすんでいる業界を徹底解説

野崎 : 皆さんは、未来にどんな仕事をしていたいですか？「安定した職業に就きたい」「好きなことを仕事にしたい」「世界を変えるようなことをしたい」――そんな夢や目標を持っている人もいるでしょう。今、世界では新しいアイデアや技術をもとに、次々と新しいビジネスが生まれています。これを「スタートアップ」と呼びます。

野崎 : スタートアップの一番の魅力は、「誰でも挑戦できること」です。アイデアがあれば、高校生でも大学生でも、起業にチャレンジできます。実際に、10代で会社を立ち上げた人も世界中にいます。今は、資金を集める仕組みや、スタートアップを支援する制度が整ってきており、夢をカタチにするチャンスが増えています。もちろん、挑戦することには不安もあると思います。有名な起業家であっても最初から完璧だったわけではありません。試行錯誤を繰り返しながら、新しい価値を生み出しているのです。大切なのは、「できるかどうか」ではなく、「やってみること」。皆さんが何かやってみたいことがあれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。スタートアップの世界には、皆さんの可能性を広げるチャンスがたくさんあります！

玉城 : 私の大阪産業局でのお仕事は、スタートアップ企業の支援です。スタートアップ企業というのは、革新的なアイデアや技術でビジネスを展開し、短期間で急成長する企業のことをさします。特に、大阪のスタートアップ企業は、土地柄なのか、「いいものをじっくり作ろう」という研究者・職人気質の企業がとても多い印象です。私もそこが大阪の魅力だと感じます。スタートアップ企業の支援をしていて何よりも感じることは、テクノロジーの進歩のはやさです。数年単位なんて話ではありません。数ヶ月、いや数日でどんどん進化し、社会にイノベーションを生み出しています。まさに日進月歩の世界。

玉城 : そんな世界を目の当たりにしているからこそ、今の高校生に言いたいのは、ITが得意、不得意ということは関係なく、とにかくまずは「知る」、「触れてみる」ということです。専門的な知識でなくて大丈夫です。ITの基礎知識をもって、ぜひ、皆さんの力で、当たり前のレベルをあげてくださいね。

デジタル技術を促進し、ものづくりを通して、人々の生活に変革。
・セレンディクス株式会社　[ 最先端の３Dプリンティングデータを活用した住宅建築 ]

データ解析で人の身体的パフォーマンスを最適化。
・eightis株式会社　[トップレベルのトレーナーが持つ知識と技術を体系化したトレーナーAI ]

IoTと自動化で物流に関わる革新的なソリューションを提供。
・株式会社Revo Energy　[ IoTで一元管理されたバイオディーゼル燃料精製プラントの開発 ]

ドローンのセンサーやカメラが、さまざまな分野で改革。
・DeepForest Technologies株式会社　[ ドローンで森林の状況を解析する技術を開発し森林を保全 ]

スマートグリッドとAIでエネルギー運用・設備管理を革新。
・Yellow Duck株式会社　[ 波エネルギー発電システム「Wave-DAC」の開発 ]
・株式会社 BIOTECHWORKS-H2　[ 廃棄物から水素エネルギーを生成し、全工程を独自のデジタルプラットフォームで可視化 ]

自動運転や交通システムの開発で人々の移動手段を快適に。
・株式会社エイトノット　[ 小型船舶向け自律航行技術開発を中心に“海のDX”と“船舶のロボット化”を推進 ]
・Zip Infrastructure株式会社　[ 交通渋滞や移動手段不足、脱炭素化などの社会課題解決に向けた次世代交通
システム「Zippar」を開発 ]

電子カルテや遠隔診療、AI診断で医療業務の精度向上。
・株式会社Cubec　[ かかりつけ医を支援する次世代治療提案型AIの開発 ]
・株式会社fcuro　[ 救命医による全身検索型画像診断A「I ERATS」の開発 ]