体や心の特性で、
生きづらさを感じている人たちへ。
働くことを諦めず、
自分らしく生きていく。

社会には、さまざまな体や心の特性を持つ人たちがいます。でも今は、障がいを理由に自分らしく生き、働くことを諦めないための考え方や制度、施設が広まっています。たとえば「TECTEC(テクテク)」では、支援が必要な18歳以上の方に、自立訓練/就労移行にてクリエイティブを職業として選択できる学習機会と雇用創出、就労支援を行っています。TECTECで実際に通っていた佐々木さん(仮名)の実話をもとにした漫画を掲載します。

インクルーシブエピソード

「個性を受け入れて、 働く選択肢を手に入れた」

ぼくには「場面緘黙」という親しい人以外とは会話ができない障がいがあった。だからみんなと同じとうに働くことが難しかった。職場の人とも話せなくて前の仕事もやめてしまった。でもやっぱり働くことを諦めたくなくてTECTECへ通い始めてずっと興味があったネットワーク関連の勉強をはじめてみた。技術の勉強に加え障がいを乗り越える支援もたくさんしてくれた。だから、ぼくもスクールの先生と話す練習をしたり友人を集めてとにかく訓練を重ねた。失敗を繰り返して、今。ぼくはIT企業で働いている。障がい者雇用ではなく一般採用。職場の人たちは誰もぼくに障がいがあったことを知らない。自分の個性と向き合うこと。他者の個性を受け入れること。それが誰もが生きやすい社会への一歩。

働き方の選択肢は みんな同じじゃなくていい

TECTEC天王寺では、生きづらさを抱える人が学び、働き、成長できる場をつくっています。 自立訓練「TECTECスクール」 では、Illustratorなどを使いグラフィックデザインを学び、就労継続支援A型・B型の「TECTECクリエイティブ」では企業と連携し実際の仕事にも関わります。私たちは“一人で自立する”ことだけを正解だとは考えていません。チームで支えあい、チームで自立する。それも正解。働き方も多様でいいんですよね。あなたに合った場所も、きっと見つかるはずですよ。

松本 裕美
松本 裕美
TECTEC天王寺プロジェクトマネージャー
株式会社TECTEC(テクテク)
企業名株式会社TECTEC(テクテク)
 https://tectec-project.com/
事業概要実践型クリエイティブスクール運営
業種就労支援
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